
秋の深まりとともに、月の丘とめさん家にも季節ならではの楽しみが訪れました。この日は皆さんで柿の皮むきをして、恒例の干し柿作りを行いました。ツヤツヤと色づいた柿を丁寧にむいて、ひもにくくり、軒先にずらりと吊るしていきます。「昔は家でもよく作りよったとよ」「甘くなると楽しみね」と、思い出話に花を咲かせながらの作業です。
外に出ると、心地よい風と太陽のぬくもりが背中を押し、自然と笑顔が広がります。慣れた包丁さばきで手先を動かし、季節を感じ、仲間とおしゃべりしながら取り組むこうした時間は、生活にメリハリと喜びを生み出してくれます。
しばらくすると、柔らかくて甘みのぎゅっと詰まった美味しい干し柿に仕上がるはず。これから毎日揉んで、完成した際には、また皆さんで味わいます。毎年たくさん作るのですが、あっという間になくなります。月の丘とめさん家では、これからも四季折々の楽しみを大切にしながら、笑顔あふれる日々を過ごしていきます。


もみもみと揉むことで甘くて柔らかい干し柿に・・・美味しさのために手間暇をかけます。
揉んでいる間に、干し柿がなくなる場合も多々あります・・・。

今年も美味しい干し柿になり、縁側に干しているとカラスやタヌキも食べに来ていました。